「貧血予防」と聞けば、まず「鉄分摂取」という言葉が頭に浮かぶことでしょう。ほうれん草をせっせと食べる方もいるかもしれません。けれども、ご存知ですか?やみくもに鉄分を摂取したところで、体に吸収されるのは、ほんの一握りだということを。効率が悪いのです。
栄養素には色々な栄養素が複合的に作用しあい、吸収を助ける働きがあるのです。貧血対策には、鉄分だけの摂取よりも、他のいくつかの栄養素と組み合わせて摂取すると、吸収率は数段アップするというワケ。鉄分の吸収率をアップさせるためには、下記のような栄要素も同時に摂取しましょう。
鉄欠乏予防に鉄分
その鉄分を吸収しやすくするために「ビタミンC」
赤血球の合成の際に不可欠な「葉酸」
その葉酸の働きを同時に行う「ビタミン12」
このように、鉄欠乏予防には鉄分だけを摂取しても効率よく鉄分が補給できないのです。栄養素がお互いに助け合っていると言えるのです。ですから、バランスの良い食生活を心がけることが大切なこと。
また、鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
その吸収率には大きな差があると言われている、この「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」。実は、「非ヘム鉄」は「ヘム鉄」の5分の1という低吸収率なのです。一般名的に、野菜や穀物に含まれているのが「非ヘム鉄」。鉄分の代名詞のような「ほうれん草」も実は「非ヘム鉄」。吸収率が悪いのです。ですから、吸収率の高い「ヘム鉄」と一緒に食べるよう工夫すると吸収率をアップさせることができるのです。
「ヘム鉄」をたくさん含んでいる肉類や、レバー類など、動物性たんぱく質を意識して食べるようにすると非常に効果的なのです。また、たんぱく質は赤血球の合成にも必要。ですから、しっかり摂るようにしましょう。鉄の吸収に重要な働きをしてくれるのが「ビタミンC」。吸収率の低い「非ヘム鉄」を「ヘム鉄」に変えて吸収され安くしてくれるのです。たとえば、豆腐や油揚げなどの大豆製品、きなこ、海苔などの「非ヘム鉄」を「ヘム鉄」へと変えてくれるのです。
葉酸は緑黄色野菜で摂取できます。赤血球の合成には必要不可欠な栄養素なのです。そして、この葉酸の働きを促進させる働きを持っているのも「ビタミンC」というワケ。このように貧血予防には必要不可欠となっているビタミンC。体内では作れず、摂り貯めもできないのが、その特徴なのです。できるだけこまめに、継続した摂取が必要と言えるでしょう。逆に、「ビタミン12」は「葉酸」と同様に赤血球の合成に必要な栄養素です。こちらは、きちんとバランスの整った食生活を送っていれば、比較的摂取しやすい栄養素といえるのです。
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